いよいよ今季最初のクラシコ!(データ・プレイバック・プレビュー第4回) |
【昨季は点の取り合いに】
リーガ通算168回目のクラシコだった昨季のベルナベウ・クラシコは、まさに“乱打戦”と言える試合だった。2‐2で前半を折り返すと、55分にクリスティアーノ・ロナウドが自身で得たPKを蹴り込んで、ホームチームがこの試合2度目のリードを奪うことに成功。しかし、この試合通算5個目のゴールが生まれても、試合が落ち着きを見せることは無かった。
64分、ネイマールがエリア内で倒されてバルセロナがPKを得ると、これをメッシが決めて3‐3に。PKに繋がったプレーでセルヒオ・ラモスが退場となり、レアル・マドリードが1人少ない状態で迎えた84分には、再びバルセロナがPKを獲得。このPKもメッシが沈め、決勝ゴールを奪い取った。
3‐4というスコアの一方で“3PKに1レッドカード”と、主審のウンディアーノ・マジェンコに振り回された感じも否めなかった昨季のベルナベウ・クラシコ。この試合の結果によって、首位だったレアル・マドリードは2位に後退し、代わって1位に浮上したアトレティコ・マドリードが、最後まで首位を維持してリーガ優勝を果たしたのだった。

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ベルナベウ・ダービーあれこれ(データ・プレイバック・プレビュー第3回) |
リーガ開幕3節目にして早くも開催されるサンティアゴ・ベルナベウでのマドリード・ダービー(レアル・マドリードvsアトレティコ・マドリード)。優勝レースの行方に大きな影響を与える可能性のあるこの一戦のキックオフを前に、今回は“ベルナベウ・ダービー”のデータに注目してみる。
【ここ5試合は五分五分】 チャンピオンズリーグやスーぺルコパで対戦するなど、近年直接対決が増えている両者だが、ここ5試合のベルナベウ・ダービーの戦績は2勝1分け2敗の五分五分。“ディエゴ・シメオネの到着が、アトレティコのレアル・マドリードへの苦手意識を払拭した”ということが、結果として表れていると言えるだろう。ちなみにディエゴ・シメオネ率いるアトレティコは、ベルナベウ・ダービーを“引き分け以上”の結果で終えた3つのコンペティションで、必ず優勝を果たしている(12‐13の国王杯、13‐14のリーガ、14‐15のスーペルコパ)。

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スペイン代表とEURO予選(データ・プレイバック・プレビュー第2回) |
遂に今夜からスタートするスペイン代表のEURO2016予選。1年以上続く戦いの幕開けを前に、今回はスペイン代表のEURO予選に関するデータに注目してみる。
【無敵ぶりを発揮した前回大会予選】 史上初のEURO連覇を果たした前回大会のEURO2012(ポーランド・ウクライナ大会)。ビセンテ・デル・ボスケ体制となって初めて臨んだEURO予選が、そのEURO2012の予選だった。
スペイン代表は、チェコ代表、スコットランド代表、リトアニア代表、リヒテンシュタイン代表と同じグループIに所属。南アフリカW杯優勝から約2か月後に行われたリヒテンシュタイン代表との予選開幕ゲームで、4‐0の大勝を飾ってW杯王者の力を早速示すと、その後も勢いは止まらず。翌2011年10月のスコットランド代表とのラストゲームまでの8試合で、合計26得点を記録し、全勝での1位勝ち抜けを達成した。グループ2位のチェコ代表との勝ち点差は11ポイントだった。
スペイン代表のEURO2012予選結果
【 試合 】 | 【 相手 】 | 【 会場 】 | 【 結果 】 | 【 スコア 】 | 【 得点 】 | 1 | リヒテンシュタイン | Away | ○ | 4 - 0 | F・トーレス ビジャ、シルバ | 2 | リトアニア | Home | ○ | 3 - 1 | ジョレンテx2 シルバ | 3 | スコットランド | Away | ○ | 3 - 2 | ビジャ、イニエスタ ジョレンテ | 4 | チェコ | Home | ○ | 2 – 1 | ビジャx2 | 5 | リトアニア | Away | ○ | 3 - 1 | チャビ マタ、OG | 6 | リヒテンシュタイン | Home | ○ | 6 - 0 | ネグレドx2、ビジャx2 チャビ、S・ラモス | 7 | チェコ | Away | ○ | 2 - 0 | マタ X・アロンソ | 8 | スコットランド | Home | ○ | 3 - 1 | シルバx2 ビジャ |

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UEFAスーパーカップ2014開催 (データ・プレイバック・プレビュー第1回) |
【アンチェロッティvsセビージャ…7年前の構図再び】 レアル・マドリードを12シーズンぶり10度目のCL優勝に導き、UEFAスーパーカップへの挑戦権を獲得したカルロ・アンチェロッティ。UEFAスーパーカップとこのイタリア人指揮官の関係を見てみると、彼は監督としての“栄光の時代”の始まりとなったACミラン時代に2度この大会を経験し、2度ともタイトルを手にしている。
一方のセビージャは、クラブ創設からここまででUEFAスーパーカップに2度出場。バルセロナとのスペイン勢対決となった初出場の2006年大会では、3‐0の圧勝でホームタウンにトロフィーを持ち帰ったが、2年連続での出場となった2007年大会では、敗北(1‐3)を喫して準優勝に終わっている。
2001年にプリメーラ復帰を果たして以来、“一発勝負の優勝決定戦”を5回戦い、そのうち4回でタイトルを勝ち取っている、『決勝に強い』セビージャだが、唯一の敗北がこの2007年のUEFAスーパーカップであり、この時の対戦相手こそがアンチェロッティ率いるミラン。
今回の対戦では、セビージャがアンチェロッティ相手に7年前の雪辱を果たすことになるのだろうか、それともアンチェロッティが3度目の“UEFAスーパーカップ優勝”という栄冠を手にすることになるのだろうか。

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