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プロフィール

小田  紘也

Author:小田 紘也
(おだ ひろや)
1989年鹿児島生まれ横浜育ちのライター兼スペイン語翻訳家。

2012年にはマドリードに留学し、スペイン代表のEURO優勝などを現地で経験。

<専門分野>
スペインサッカー全般、戦術分析、データ分析

<実績>
『月刊footballista(ソル・メディア)』、『サッカーキング・フリー(フロムワン)』など

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oda.hiroya.0423@gmail.com
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2014年のスペイン代表をデータで振り返る
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 ブラジルW杯本大会、EURO2016予選の2つの重要なイベントがあった2014年のスペイン代表。例年通り、今年もデータの点から“ラ・ロハ”の1年間を振り返ってみる。





【試合数減少も敗北数増加】

 この1年でのキーポイントとなった試合が、ブラジルW杯本大会初戦のオランダ戦だった。本大会開幕前の3試合では、全てでクリーンシートでの勝利を達成していたが、オランダ戦での衝撃的な逆転大敗(1‐5)が大会開幕前までの良い流れを一掃。W杯グループリーグ敗退だけにとどまらず、10月にはEURO予選での無敗記録もストップし、W杯本大会開幕後から今年最終戦までの成績では負け越し(4勝5敗)を記録する結果となった。

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 1年を通しての試合数は、昨年から5試合減少して“12試合”に。しかし、試合数の減少の一方で、敗北数は“2013年:2敗⇒2014年:5敗”と増加。平均得点数、平均失点数、クリーンシート達成回数の全ての数字においても、更なる悪化の傾向が確認でき、EURO連覇を果たし、無敗で1年を終えた2012年からチームが下降線を辿っていることが、数字に顕著に表れている。





【アルカセル、ペドロ、ビジャがチーム得点王】

 次にゴール数を見ると、パコ・アルカセル、ペドロ・ロドリゲス、ダビド・ビジャの3選手が“3ゴール”で並び、チーム得点王に。中でもA代表デビューイヤーとなったアルカセルは、公式戦4戦で3発(うち1ゴールは途中出場でのもの)という目覚ましい活躍を見せ、“ラ・ロハ”における今年1番の収穫となったのは間違いないだろう。

 一方、ジエゴ・コスタは7試合で先発出場を果たしたものの、ゴールはルクセンブルク戦での1ゴールのみと、センターフォワードとしては厳しい結果に。2015年こそは、2013‐14シーズンのサーラ賞(スペイン人得点王)受賞ストライカーの意地を見せたいところである。

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 また、アシストランキングでは、所属するアトレティコ・マドリードでも果敢な攻め上がりを見せている右サイドバック、フアンフラン・トーレスが3アシストで1位を獲得。ダビド・シルバとジョルディ・アルバがそれぞれ2アシストずつを記録し、フアンフランに続く形となった。

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【シルバ、カシージャスがTOP5復帰】

 出場数ランキングでは、連続でトップに立っていたセルヒオ・ラモスが3位(9試合)となり、セルヒオ・ブスケツと得点ランキングでも1位となっていたペドロがトップ(11試合)に

 また、アトレティコ・マドリードのリーガ優勝に貢献したコケ・レスレクシオンとジエゴ・コスタの両選手が、ランキング初登場を果たし、前年圏外となっていたシルバやイケル・カシージャスがトップ5に復帰。その一方で、フアン・マタ、ヘスース・ナバス、アルバロ・アルベロアの“EURO2012出場組”や、ビジャ、チャビ・エルナンデスの“ブラジルW杯での代表引退組”がランク圏外となり、“変化の1年”であったことを象徴する結果となっている

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【2015年の“ラ・ロハ”は…】

 スペイン代表にとっての2015年のメインの戦いは、やはりEURO2016予選。2015年の初戦でもある、ウクライナ代表とのホームでの同勝ち点対決(3月27日)は、スペイン代表の1年間の行方を大きく左右する重要な試合と言えるだろう。

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 6大会連続の本大会進出をすんなりと決めることになるのか、それとも、ブラジルW杯本大会のような“まさかの展開”が訪れることになるのか ―― 2015年の“ラ・ロハ”から目が離せない。









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テーマ:欧州サッカー全般 - ジャンル:スポーツ