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プロフィール

小田  紘也

Author:小田 紘也
(おだ ひろや)
1989年鹿児島生まれ横浜育ちのライター兼スペイン語翻訳家。

2012年にはマドリードに留学し、スペイン代表のEURO優勝などを現地で経験。

<専門分野>
スペインサッカー全般、戦術分析、データ分析

<実績>
『月刊footballista(ソル・メディア)』、『サッカーキング・フリー(フロムワン)』など

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oda.hiroya.0423@gmail.com
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2015‐16シーズン

2014‐15シーズン

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データで見るリーガ2014‐15各クラブ前半戦(後編)
【ラージョ : バジェカスで不振】


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 アウェーで全体3位の“5勝”を記録し、それをトップハーフ入りに繋げたラージョだったが、本拠地バジェカスでは勝ち点を伸ばせず。ホームでの敗北数はワーストタイ、勝ち点数はワースト2位となり、ホームでの不調ぶりが表れる結果となった。

 一方、注目の平均ポゼッション率は“55.3%”で、昨シーズン同時期より約5.4%下がったものの、全体で4番目に高い平均ポゼッション率となっている。





【エスパニョール : アウェー成績は最下位タイ】


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 ホームの成績は全体6位と素晴らしいものだったが、アウェーでは5ポイントしか勝ち点を挙げられず、この数字は最下位タイの成績となっている。更にアウェーでの失点数(20失点)もワースト2位となっており、アウェーゲームの戦い方が彼らの後半戦の鍵となりそうだ。

 攻撃面と守備面の数字を見ると、平均得点数は昨シーズンより僅かに向上した(1.16得点⇒1.21得点)ものの、それ以外の数字はハビエル・アギーレが監督を務めていた時より軒並み悪化する結果となっている。

 




【エイバル : アウェーで勝ち点を稼ぐ】


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 初のプリメーラ挑戦ながら大健闘を見せているエイバルだが、大健闘の理由の1つがアウェーでの好調ぶりである。彼らがアウェーで積み重ねた勝ち点数は15ポイントで、これは全体6位の成績。見事にダークホースぶりを発揮している。

 攻撃と守備の数字に目を移すと、シュート数や被シュート数はワースト3位以内に入りながらも、得点数と失点数は共にトップ10入りを果たしており、彼らの決定力とセーブ力の高さをデータが表していると言えるだろう。





【マラガ : 監督交代がプラスに働く】


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 昨シーズンより7つ上の順位で前半戦を終えたマラガ。“9勝4分け6敗”という成績は、チャンピオンズリーグに出場していた12‐13シーズン(同時期は5位)と全く同じ数字となった。

 攻撃面、守備面のデータは12‐13シーズンのものには及ばないものの、昨シーズンのものに比べると、全てが向上していて(例:平均失点数が“1.26”から“1.05”に)ベルント・シュスターからハビ・グラシアへの監督交代が成功だったことがこうしたデータにも表れている。





【ビジャレアル : アウェーで負けないイエロー・サブマリン】


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 今シーズンのここまでのビジャレアルの特徴が“アウェーでの敗北数の少なさ”であり、ここまでで彼らが喫したアウェー敗北は1度のみ(セビージャ戦)。この数字は上位3チームよりも少なく、今シーズンのプリメーラで最も少ないアウェー敗北数となっている。

 ただ、アウェーでの引き分け数(5分け)が全体トップとなっており、更なる上位進出を目指すためには、“アウェーで勝ち切る強さ”を身に着けて行きたいところである。












【バレンシア : 守備力向上、ホーム成績トップ】


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 ヌーノ・エスピリト・サントの監督就任で大きく変わったのが、守備面のデータだった。過去2年は平均失点が“1.5付近”だったものの、今シーズンの現時点での平均失点は“0.9失点”。全体3番目に低いこの数字と共に、被シュート関連の数字もマイナス1本程の向上を見せており、守備力が向上したことが分かる。

 また、メスタージャで挙げた“勝ち点25”というのは、アトレティコと並ぶ全体トップのホーム成績であり、CL圏入りを目指しているチームとしては、このホームでの勢いを今後も持続して行きたいところだろう。






【セビージャ : 唯一のホーム無敗】


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(※:1試合未消化)


 “欧州コンペ圏外⇒EL圏内⇒CL圏内”と、徐々に前半戦の最終順位を上げているセビージャ。本拠地サンチェス・ピスフアンでは未だ無敗で、唯一のホームゲーム無敗チームとなっている。
 
  攻撃面では、平均得点数が昨シーズンより低下した(1.9得点⇒1.67得点)ものの、守備面では平均失点数が“0.94失点”と、ここ3シーズンで最も良い数字を叩き出し、向上がうかがえる前半戦結果となっている。





【アトレティコ・マドリード : カルデロンでの強さは基本的に変わらず】


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 ディフェンディング・チャンピオンとして今シーズンを迎えたアトレティコ。ホームでの勝利数、獲得勝ち点数は、昨シーズンに引き続いて全体トップの数字を記録しており、“ビセンテ・カルデロンの難攻不落ぶりは健在”と言えるだろう。

 ただ一方で、アウェーでの失点倍増(5失点⇒10失点)やホームでの得点約3割減(33得点⇒24得点)という気になるチームデータもあり、この辺りの数字がシーズン終了時にどのようになっているのかに注目したいところである。






【バルセロナ : 守備面は全てでトップ】


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 守護神クラウディオ・ブラーボの奮闘も光り、守備面の3項目では全てで全体トップに。平均失点数については、2シーズン前(1.05失点)の半分以下の数値となった。

 しかし、その一方で攻撃面の数字が悪化。平均得点数と枠内シュート数に関しては、ここ3シーズンで最も低い水準になり、また、アウェーでの得点数は昨シーズン同時期より6得点少ないという結果になった。ただ、平均ポゼッション率については“70%”を記録していて、ここ3シーズンで最高の水準を記録している。





【レアル・マドリード : 圧倒的な攻撃力】


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(※:1試合未消化)


 守備面の1位をバルセロナが独占した一方で、スペインクラブの公式戦連勝記録を更新したレアル・マドリードは、攻撃面のデータにおける1位を独占。平均得点では、ジョゼ・モウリーニョ政権の最終年(12‐13シーズン)から1得点以上の増加(2.37得点⇒3.44得点)を記録した。

 2年間で大きな向上を見せた攻撃力の一方で、守備力もこの1年で向上。守備面の3項目全てで昨シーズンからの改善が確認でき、平均失点数では、ここ3シーズンで初めて1点台を切ることに成功している。










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テーマ:欧州サッカー全般 - ジャンル:スポーツ